イギリスのフランコ・クックソン(Franco Cookson) が、世界最難のスラブ課題であるイギリス・ノースウェールズのランベリス・スレート採石場にある Meltdown(9a/5.14d)を第3登しました。クラシックの The Quarryman(E8 7a) のすぐ隣りにあるラインです。
このルートはかつてジョニー・ドウズ(Johnny Dawes) が 1990年にボルトを打ってトライを重ねていたラインで、ジョニーはムーブはすべて解決していたものの、完登には至っていませんでした。
その後、2012年にジェームズ・マクハフィ(James McHaffie) が初登し、グレードを 8c/9a(5.14c/d) としました。
第 2登は 2018年のスペインのイグナシオ・ムーロ(Ignacio Mulero) によるもので、動画も公開しています。
フランコはイギリス特有の緩傾斜のトラッドルートを得意としており、先日の『BRIT ROCK FILM TOUR 2021』では特集動画が作られていました。
フランコのコメント
他のどのルートよりも10倍面白いシークエンスが詰まったルート。最初から最後まで奇跡的な繋がりで、独特なムーブ、ありえない足使い、腕を極端に曲げるムーブがぎっしり詰まっています。ハードなクライミングの素晴らしさが凝縮され、現代のパワー系のスタイルをほとんど必要としない挑戦的なルートになっています。自分のクライミングの強さを純粋に試したいなら、このルートしかありません。
10年前にカフ(ジェームズ・マクハフィ) の初登を聞いて以来、本当にこのルートを登りたいと思っていました。世界で最も偉大なスラブルートのひとつが英国にあるというのは大きな特権ですし、この場所の歴史と少し僻地にあるということを加味すると、とても興味深いラインだと思います。初登したカフと、ムーブを色々と考え、ビジョンを持っていたジョニー・ドウズに大きな敬意を表したいです。いったん確立されたラインを再登することは、とても楽な経験でした。なぜみんなが今それをするのか私にはちょっとわかります!登れるかどうかわからない状態でトライすることは、精神的にかなり追い込まれたことでしょう。