フランスのシャルル・ドゥブロズ、グランドジョラス北壁のRolling Stones(1100m/ED1/M8)を冬季単独初登

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フランスのシャルル・ドゥブロズ(Charles Dubouloz) が、グランドジョラス北壁の Rolling Stones(1100m/ED1/M8) を冬季に初めて単独で完登しました。1/13-18 の 6日間かけています。

このルートは 1979年に、チェコのヤロスラフ・クチル(Jaroslav Kutil)、トーマシュ・ｐロハースカ(Tomáš Procházka)、ルヂェク・シュレヒタ(Luděk Šlechta)、イジー・シュベイダ(Jiří Švejda) によって開拓され、2014年にスロベニアのルカ・リンディック(Luka Lindic) とルカ・クラインツ(Luka Krajnc) がオールフリーで完登しています。

ヨーロッパでも有数の難度を誇るルートをシャルルは冬季に単独で登っていますが、連日 -30度、ハンモックでのビバーク、ロープソロなため、40ピッチを 2回登ることにもなり、かなり大変だったようです。

シャルルは、クライミング中はあまり食べないとのことですが、荷物はトータル 35kg、グミのハリボーをお湯でふやかして食べています。

シャルルのコメント

昨晩、イタリアのクールマイユールに到着したのですが、まだ信じられません。
長い間、このクライミングを夢見ていたのです。
この6日間と、風の強い日陰の壁での 5回のビバークは、若い頃からのアウトドアスポーツの経験の積み重ねの結果です。

10日ほど前、高気圧に覆われました。すべてが過熱状態になりました。自分を奮い立たせ、挑戦し、疑い、恐れ、震え、そして寒かった...しかし、私には頂上に到達するという決意がありました。

- 私の守護天使・セバスチャン・モンターズ(カメラマン)
- 私の夢を支えてくれるビンセントG
- 私の選択を理解し、どんなことがあっても私を支えてくれる家族

みんな、何度も私を励まし、サポートしてくれました。

今夜、私の手はボロボロで、足は凍りついていますが、私の目には涙が浮かんでいます。私は自分の夢を実現しました。

ステファン・ブノワ、クリストフ・ムーラン、クロード・ガルディアン、ダミアン・トマジ、クリストフ・デュマレストが今日、私に美しい言葉をかけてくれたことに感謝します。
プライスレスな評価です。

クライミングの途中で携帯を落としてしまったので、この先数日は、SNS 以外では連絡が取れません...。

シャルルはこれまでにもグランドジョラスの高難度ルートを完登しており、去年の秋にはヒマラヤのチャムラン北壁に Shadow of Lies(1600m/M5) というルートをベンジャミン・ヴェドリーヌ(Benjamin Védrines) と初登しています。