フランスのカミーユ・クーデール、フォンテーヌ・ブローのSoudain seulは9A(V17)を提唱

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先日、フランスのカミーユ・クーデール(Camille Coudert) が、フランス・フォンテーヌ・ブローの Soudain Seul(8c+?) を第 3登しました。 カミーユは 9a(V17) を提唱しています。

この課題は、有名な The Big Island(8c/V15) の SD 課題で、昨年の 2月にベルギーのシモン・ロレンツィ(Simon Lorenzi) が初登した課題で、フランスのニコ・ペラーソン(Nico Pelorson) が 4月に第 2登しています。 シモンは 9a(V17) を提唱していましたが、ニコは 8c+(V16) を提唱していました。

2人ともニーパッドの下に本を挟んでニーバーを調整して登っていますが、今回再登したカミーユはニーパッドは使っているものの、間に本などは挟んでおりません。

カミーユのコメント

"Soudain Seul" のグレーディングにはかなり迷いました。このボルダーの難しさ(世界で最も難しいボルダーの一つ) について、できるだけ正直で一貫したグレーディングが非常に重要だからです。

自分は世界で最も強いクライマーの一人だとは思っていないし、8c(V15) のグレードのボルダーはほとんどやったことがないので、8c+(V16) を提唱するべきかどうか悩みました。一方、グレーディングに本当の意味での一貫性を持たせることは、特に高いレベルでは非常に重要だと思います。だから、"Soudain Seul" をグレーディングするのは、自分とはレベルが違うと思っていたんです。

Off the Wagon Sit(8c+/V16)、Dreamtime(8b+/c / V14/15)、Story of Two Worlds(8c/V15)、la rustica(8c/V15)、あるいはフォンテーヌ・ブローの la révolutionnaire(8c+/V16)、no kapote only(8c+/V16) など、1、2日トライする機会があったクラシックなボルダーと比較しました。

そして、"Soudain Seul" はこれらのボルダーよりもずっと難しいという結論に達しました(8c や 8c+ のボルダーをたくさん登ってきた初登者のサイモンにも意見を聞きましたが、彼も私と同じ印象を持っていました)。

もしかしたら、これらのボルダーのグレーディングが間違っているのかもしれないですし、私がその難しさに気づいていないのかもしれませんが、一貫性を保つために "Soudain Seul" を 8c+ とは言えません。"Soudain Seul" が本当に 9a なら、これらのボルダーのいくつかはすでにオーバーグレーディングされているように思えるので、ダウングレードするような感じです。

そこで、シモン・ロレンツィが提案した "Soudain Seul" は 9a というグレーディングを追認することにしました。
もしかしたら、私が間違っているかもしれません。未来がきっと教えてくれるでしょう。

トライの間、応援してくれた皆さん、そして昨年一緒にボルダーで過ごしたニコ・ペラーソンとシモン・ロレンツィに改めて感謝します。
約2年間、私を鍛えてくれたギヨーム・ルヴェルニエに特別な感謝を捧げます。