オーストリアのヤコブ・シューベルト(Jakob Schubert) が、イタリア・アルコ近郊 Eremo di San Paolo で、Erebor(9b/5.15b) を完登しました。4日間での完登で、第 4登でしょうか。
このルートは 2021年 1月にイタリアのステファノ・ギゾルフィ(Stefano Ghisolfi) が初登したラインで、10月にイタリアのローラ・ロッゴーラ(Laura Rogora)、11月にアダム・オンドラ(Adam Ondra) が再登していました。
初登したステファノは 9b/+(5.15b/c) を提唱していましたが、再登したアダムは新しいムーブで登れたこともあり 9b(5.15b) を提唱しています。今回再登したヤコブは、完登までに 2回、フットホールドが欠損し、多少難しくなったものの、グレードは大きく変わらず、9b を提唱しています。
冒頭のインスタの動画では、ヒールフックしているホールドが欠け、ロングフォールしています。
ここ最近のヤコブは、昨年の東京五輪で銅メダルを取ったのを皮切りに、スペイン・マヨルカ島にある世界最難のDWSルート・Alasha(5.15a?) を第 2登、Es Pontás(5.15a) を第 4登、スペイン・シウラナの King Capella(9b/5.15b?) を第 3登、オーストリア・ジルブレッタの Anam Cara(8B+/V14) をフラッシュと絶好調です。
関連リンク
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