東京五輪・スポーツクライミング女子の初代の金メダルは、スロベニアのヤンヤ・ガンブレット(22/Janja Garnbret) が取りました。野中生萌選手が銀メダル、野口啓代選手が銅メダルと日本人選手 2人もメダルを獲得しています。
女子決勝の見逃し配信は以下のリンクから観ることができます。
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/0bd82807-6e5a-47a9-9c95-33c2506daa71/
https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/0bd82807-6e5a-47a9-9c95-33c2506daa71/
前評判通り、ヤンヤがボルダー、リードで 1位を取り、優勝しました。結果だけ見ると圧倒的ではありますが、ヤンヤだけには限りませんが、オリンピックという舞台からくる緊張なのか、動きはやや硬めな印象がありました。
【総合順位】
スピード | ボルダリング | リード | 総合ポイント | ||
---|---|---|---|---|---|
1 | ヤンヤ・ガンブレット(スロベニア) | 5 | 1(2T3z) | 1(37+) | 5 |
2 | 野中生萌 | 3 | 3(0T2z) | 5(21) | 45 |
3 | 野口啓代 | 4 | 4(0T2z) | 4(29+) | 64 |
4 | アレクサンドラ・ミロスラフ(ポーランド) | 1 | 8(0T0z) | 8(9+) | 64 |
5 | ブルック・ラバトゥ(アメリカ) | 7 | 2(0T3z) | 6(20+) | 84 |
6 | アヌーク・ジョベール(フランス) | 2 | 6(0T0z) | 7(13+) | 84 |
7 | ジェシカ・ピルツ(オーストリア) | 6 | 5(0T2z) | 3(34+) | 90 |
8 | ソ・チェヒョン(韓国) | 8 | 7(0T0z) | 2(35+) | 112 |
【スピード】
男子同様、女子でもスピード専門の選手、ポーランドのアレクサンドラ・ミロスラフ、フランスのアヌーク・ジョベールの 2名が決勝に残りました。
野口、野中選手はトーナメント初戦ではスピード選手とは当たらなかったため、初戦は切り抜け、次戦で彼女たちに破れ、3位、4位決定戦で日本人対決となり、野中選手が 3位、野口選手が 4位となりました。ヤンヤは 5位でした。
男子同様、女子でもスピード専門の選手、ポーランドのアレクサンドラ・ミロスラフ、フランスのアヌーク・ジョベールの 2名が決勝に残りました。
野口、野中選手はトーナメント初戦ではスピード選手とは当たらなかったため、初戦は切り抜け、次戦で彼女たちに破れ、3位、4位決定戦で日本人対決となり、野中選手が 3位、野口選手が 4位となりました。ヤンヤは 5位でした。
トーナメント戦決勝で、スピード専門のアレクサンドラが 6.84秒という女子スピードの世界記録を出しています。
スピード順位
1 | アレクサンドラ・ミロスラフ(ポーランド) |
2 | アヌーク・ジョベール(フランス) |
3 | 野中生萌 |
4 | 野口啓代 |
5 | ヤンヤ・ガンブレット(スロベニア) |
6 | ジェシカ・ピルツ(オーストリア) |
7 | ブルック・ラバトゥ(アメリカ) |
8 | ソ・チェヒョン(韓国) |
【ボルダー】
ボルダーはヤンヤが圧巻でした。第 1、第 2課題を完登できたのはヤンヤのみで、第 3課題に関してはヤンヤすらも完登できませんでした。第 2課題、ブルックは時間との戦いで、ゴール取りで落ちてしまい、惜しくも完登はできませんでしたが、ヤンヤ以外では唯一の 3ゾーン獲得で 2位、トライ数の差で野中選手が 3位、野口選手が 4位でボルダーを終えました。
男子同様、かなり難しめの設定でした。3課題目の出だしのクラックの処理は、選手それぞれが違ったムーブでこなしており、完登者はいませんでしたが、見ごたえがありました。
ボルダーはヤンヤが圧巻でした。第 1、第 2課題を完登できたのはヤンヤのみで、第 3課題に関してはヤンヤすらも完登できませんでした。第 2課題、ブルックは時間との戦いで、ゴール取りで落ちてしまい、惜しくも完登はできませんでしたが、ヤンヤ以外では唯一の 3ゾーン獲得で 2位、トライ数の差で野中選手が 3位、野口選手が 4位でボルダーを終えました。
男子同様、かなり難しめの設定でした。3課題目の出だしのクラックの処理は、選手それぞれが違ったムーブでこなしており、完登者はいませんでしたが、見ごたえがありました。
スピード、ボルダーまでの順位
スピード | ボルダリング | ポイント | ||
---|---|---|---|---|
1 | ヤンヤ・ガンブレット(スロベニア) | 5 | 1(2T3z) | 5 |
2 | アレクサンドラ・ミロスラフ(ポーランド) | 1 | 8(0T0z) | 8 |
3 | 野中生萌 | 3 | 3(0T2z) | 9 |
4 | アヌーク・ジョベール(フランス) | 2 | 6(0T0z) | 12 |
5 | ブルック・ラバトゥ(アメリカ) | 7 | 2(0T3z) | 14 |
6 | 野口啓代 | 4 | 4(0T2z) | 16 |
7 | ジェシカ・ピルツ(オーストリア) | 6 | 5(0T2z) | 30 |
8 | ソ・チェヒョン(韓国) | 8 | 7(0T0z) | 56 |
【リード】
フラットな側面を使うボリューム群から始まり、甘いポケット地帯を抜け、パーミングで抑えるパワフルなボリュームを経て、最後の細かいセクションに入るルート。
ブルックが中間に入るポケット(21) で落ちてしまい、これが野口選手の追い風となり、野口選手は 29+ まで高度を伸ばしました。
ヤンヤはパワフルな登りで 37+ まで高度を伸ばし、ほぼ金メダルを確定しました。
リード最後の選手、ソがスタートする時点で、ヤンヤの金と野中選手の銀は確定しており、ソがヤンヤを超えれば、ソが最下位からの銅メダル、ソが 2位か4位以下なら野口選手が銅メダルという、見てる人にはハラハラする展開。
結果的にはソは 35+ のリード 2位となり、野口選手が銅メダルとなりました。
フラットな側面を使うボリューム群から始まり、甘いポケット地帯を抜け、パーミングで抑えるパワフルなボリュームを経て、最後の細かいセクションに入るルート。
ブルックが中間に入るポケット(21) で落ちてしまい、これが野口選手の追い風となり、野口選手は 29+ まで高度を伸ばしました。
ヤンヤはパワフルな登りで 37+ まで高度を伸ばし、ほぼ金メダルを確定しました。
リード最後の選手、ソがスタートする時点で、ヤンヤの金と野中選手の銀は確定しており、ソがヤンヤを超えれば、ソが最下位からの銅メダル、ソが 2位か4位以下なら野口選手が銅メダルという、見てる人にはハラハラする展開。
結果的にはソは 35+ のリード 2位となり、野口選手が銅メダルとなりました。
ボルダリングとリードで 1位を獲得したヤンヤがダントツの 1位(5ポイント)、野中選手が 3位、3位、5位の 45ポイントで 2位、野口選手が全て 4位の 64ポイントで 3位でした。
アレクサンドラも 1位、8位、8位の 64ポイントで、野口選手と同ポイントでしたが、ボルダリングとリードの順位が上だったことより、野口選手が 3位となりました。
アレクサンドラも 1位、8位、8位の 64ポイントで、野口選手と同ポイントでしたが、ボルダリングとリードの順位が上だったことより、野口選手が 3位となりました。
優勝したヤンヤのコメント
言葉にできないくらい幸せで、夢が叶ったような気分です。たぶん 6年以上前にインスタで、『東京で会いましょう!』と書いたので、夢が叶いました。
銀・銅ダブルメダル獲得の日本勢 クライミング表彰式&インタビュー
https://gorin.jp/video/6266826730001/
https://gorin.jp/video/6266826730001/
関連リンク
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