
ボルダリング・ワールドカップ2021 の第 3戦は、1週間前の第 2戦と同じ、アメリカのソルト・レイク・シティ(SLC) で 5/29-30 に行われました。男子はアメリカのショーン・ベイリー(Sean Bailey) が優勝、女子はアメリカのナタリア・グロスマン(Natalia Grossman) が先週に続いて優勝しました。常勝を誇っていたスロベニアのヤーニャ・ガンブレット(Janja Garnbret) は、トライ数の差で 2位となっています。
男子ボルダーでは 2位に藤井快選手、3位に楢崎智亜選手、4位に緒方良行選手と日本人選手が 3名入賞しました。決勝課題は難し目な設定で、優勝したショーンが 2課題完登、藤井選手、楢崎選手は 1課題の完登、他の 3名は 0完登でした。楢崎選手の最終課題のフラッシュは素晴らしかったです。
一方の女子は優勝したナタリアも 2位のヤーニャも全完でトライ数の差で順位が付きました。ナタリアは全課題 1撃で完璧な優勝でした。ヤーニャのミスはいずれも 1手目でのスリップでちょっともったいない感じがしました。ヤーニャがボルダリングワールドカップで優勝を逃したのは 2018年の中国大会以来となります。
野中生萌選手は肩を痛めていたのか 6位でしたが、この大会に先立って行われたスピード競技で 3位に入っています。
決勝動画
準決勝動画
予選ハイライト動画
男子も女子も地元のアメリカ勢が大活躍し、大盛りあがりで幕を閉じました。先週の大会で優勝したアダム・オンドラ(Adam Ondra) は、先週の決勝で肩を痛めたそうで、それほど重症ではないそうですが、大事を取って欠場しています。
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