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K2を無酸素で冬季初登したネパールのニーマル・プルジャの経歴とコメント

カテゴリー: アルパイン
Nirmal Purja climbed K2 in winter without supplementary oxygen(Planetmountain)
Nepalese mountaineer Nirmal Purja has reported that he climbed K2 in winter without the use of supplementary oxygen.

(中略)

Published below are the words, but above all the considerations, of Nims who, as many know, completed not only the coveted first winter ascent of K2 without O2, but also climbed all 14 eight-thousanders (with supplementary oxygen) in a record time of six months and six days.
先日、ネパール人の 10人チームが K2(8611m) を冬季初登しましたが、そのうちの 1人、ニーマル・プルジャ(Nirmal Purja) は無酸素で登頂しています。彼は 8000m峰全座を約 6ヶ月で完登するなど、高所での強さが際立っています。
彼は 1982年にネパールで生まれており、2003年からはネパールの傭兵組織であるグルカ兵となり、2009年からはイギリス海軍の特殊精鋭部隊である「スペシャル・ボート・サービス(SBS)」のメンバーになっています。
彼はシェルパではなく、イギリスの軍人として働いており、最初の 8000m峰は 2014年のダウラギリ(8167m) で、わずか 15日でツアーを完登して終えています。そして 2016年と 2018年にエベレスト(8848m) に登っています。
そして 8000m峰全山を 7ヶ月で登るという『Project Possible 14/7』を 2019年4月23日からスタートして、予定より 1ヶ月早い、10月29日に全山完登しています。
まず最初の 1ヶ月でアンナプルナ(8091m)、ダウラギリ(8167m)、カンチェンジュンガ(8586m)、エベレスト(8848m)、ローツェ(8516m)、マカルー(8481m) の 6峰を完登しています。特にエベレスト、ローツェ、マカルーを 2日で登るという驚異的な記録を作っています。
次にパキスタンに移り、7月6日にナンガ・パルバット(8126m)、7月15日にガッシャブルム I峰(8010m)、7月18日にガッシャブルム II峰(8035m)、7月24日に K2(8611m)、7月26日にブロード・ピーク(8047m) とまるで縦走しているかのような速さで登っており、最後に残った 3つは、 9月23日にチョー・オユー(8188m)、9月27日にマナスル(8163m)、10月29日にシシャパンマ(8027m) を登ってプロジェクトを完遂しています。
以下、今回の K2 冬季無酸素登頂に関するニーマルのコメント超訳。
冬の K2 へのトライは獣のような挑戦でした。目的がなければ、あるいは自分の栄光のためだけにやっているのであれば、これほどの偉業は達成できなかったと確信しています。
私は自分の心と体の能力の可能性を常に把握しています。ストレートに言うと、これまでの展開では、8000m以上までは酸素を運んでいましたが、8000mまでの無酸素での作業の効率には個人的には満足していました。それは自分の選択であり、自分なりの理由や考え方があったからです。
今回は補助として酸素を使って登るのか、使わないのか、その判断には厳しいものがありました。天候と時間の関係で、私は十分な順応ができていませんでした。まともに眠れたのはキャンプ2(6600m)まででした。理想的に、登山者には睡眠は必要です。少なくとも最終アタックに進む前の第4キャンプに到達するまでは。順応不足、最初の高所順応で凍傷を負ってしまったこと、他のチームメンバーのペースを落とし、全員の安全を脅かすことなどが主な不確定要素でした。
チームの安全が何よりも優先され、常に最優先されてきました。これまでに20回の遠征を成功させてきましたが、私のチームメンバーは全員、家を出た時と同じように、つまり手や足の指を失うことなく家に帰っていました。
今回は計算されたリスクを冒して、酸素の補給無しで前進しました。自信を持って、自分の体の強さと能力、そして8000m峰 14座を登ってきた経験が、他のチームメンバーに追いつき、リードすることも可能にしてくれました。
仕事は終わった!! 無酸素で冬の K2 に登った!!
登山者が無酸素で登頂したと主張しながらも、みんなで開拓したトレースをたどり、みんなが固定したロープやラインを使って登頂したケースは数多くあります。そのうちのいくつかは、クライミングコミュニティの中で広く知られています。何が公平な手段とされているのでしょうか?
個人的には、それは私にとって決して大きな問題ではなかったし、今でもそうです。イギリスの特殊部隊の背景を持ち、私は登山に関するあらゆることをしてきましたが、大騒ぎはしません。それは個人の選択です。自然と山は誰にでもあります。各自で判断してください

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