アダム・オンドラ(Adam Ondra) によるクリップ技術に関する動画。いかに効率よく、早くクリップするかを 3つに分けて解説しています。
具体的にはゲートの向きが手前か反対かでのクリップ方法の使い分け。昔は指でロープをつまんでかけることが多かったですが、最近は手のひらで押し込むことが多くなっています。
ハーネスへのクイックドローのラッキング方法、クイックドローの上下のカラビナの向き、最初のボルトへのクリップ、レストポイントでのクリップタイミングなどに言及しています。
クリップは逆クリップやゲートの向きなど、安全面さえ気をつければ、各自がやりやすいやり方を身につければ特に問題はなく、ワールドカップの動画を見ていると、選手それぞれやり方は違っています。
ちなみに動画の前半で登っているのはイタリアのアルコにある Sid Lives(8c+) というライン。イタリアのガブリエル・モローニ(Gabriele Moroni) が 2015年に初登したラインで、当初は 5.14d とされていましたが、現在は 5.14c となっているようです。非常に短くボルダリーなラインです。