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BlackDiamondからクラックグローブが発売

カテゴリー: 山道具
ブラックダイヤモンド(以下 BD) からクラック用のグローブが発売になりました。特徴としては薄目で指を覆う箇所が大きく白いという点です。
現在発売されてるクラックグローブはシンギングロック、オーツン、アウトドアリサーチの 3社ありますが、いずれも黒色で、手の甲を主に覆うタイプになっており、BD の製品とは大きく違っています。
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BD の製品は、甲のラバーの厚さを 0.6mm にまで抑えたため、トータルでも薄く、3Dパターニングでフィット感の向上を図り、白色にすることで砂漠などの高温エリアで熱吸収による高温化を抑えているそうです。
一般的にクラックを登るときは、ハンドジャム時の手の甲の保護のためにテーピングを貼る人が多いですが、クラックグローブは毎回テーピングを貼る煩わしさを軽減するために出た製品でした。
しかしながら、実際には、テーピングを貼る手間を省略するだけではなく、手の甲をラバーにすることにより、フリクションが大幅に増える形となっており、それは人工登攀なのではという倫理的な指摘があります。まぁ、その指摘だとクライミングシューズも問題になってくるのですが。
実際、ヨセミテでの歴史的な登攀を見てみると、ノーズ初登のワレン・ハーディングやフリー初登のリン・ヒル、サラテフリー初登のトッド・スキナーとポール・ピアンナペアではテーピングは使っていません。
最近のドーン・ウォールのトミー・コールドウェル、ケビン・ジョージスン ペアらも手の甲を覆うテーピングはしていません。
逆にヨセミテの歴史的登攀でテーピングを見かけたのは、フリーライダーを初登したフーバー兄弟、フリーライダーをロープソロしたピート・ウィタカーくらいでした。ドーン・ウォールのアダム・オンドラも下部のセクションではクラックグローブを使っています。
また、ノーズのスピードクライミングでは、人工登攀になることからしているクライマーは多いです。
実際に使ってみるとわかるのですが、サイズの合うハンドジャムはクラック特有の痛みもなく、非常に快適になることより、クラックは痛いと考えている初心者にはおすすめできる製品です。やや厚みがあるため、タイトハンドのクラックには入れにくくなります。

今年の BD は、X4 と C3 でカバーしていた小型のカムを Z4 に一新したり、キャメロットの #7 と #8 など大きめのサイズもリリースしたりと、精力的にトラッドギアをリリースしています。

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  • キャメロットZ4 | ブラックダイヤモンド (ロストアロー)
  • Camalot™ C4 - Black Diamond Climbing Gear (Black Diamond)


  • こんな状況ですので、岩場に行くのはためらわれますが、この騒動が落ち着いたら使ってみたい製品群です。BD の日本の代理店であるロストアローも休業の英断をされているため、クラックグローブがいつ頃日本に入ってくるのは不明です。

  • 【新型コロナウイルス感染症対策に伴う休業について】: | ロストアローオンラインストア
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