チェコのアダム・オンドラ(Adam Ondra) が、チェコ北部のホルシュテインのモラヴィアカルストの岩場で、Iceberg(V15) を先日第 2登したときの動画。現在のチェコでは、一部には岩場でのクライミングが許可されています。
この課題は今年の 1月にチェコのマーチン・ストラニック(Martin Stranik) が初登した課題で、岩場の基部をトラバースする課題です。3-4m くらい上がった途中のガバで終了しています。ゴール取りが厳しいようです。
8a.nu に掲載されていたアダムのインタビューも超訳してみました。
- チェコではどんな制限があるの?
他の国に比べるとそれほど深刻な状況ではないけど、チェコでの制限はけっこう厳しい。食料品店やガソリンスタンド以外のお店やサービスは全部休業している。ここ数週間、近所の散歩は合法だったけど、岩場でのクライミングはグレーゾーン。家にいる人もいれば、岩場でクライミングをしている人もいた。今は、少しずつ生活の制約が緩和され、ほとんどの人が岩場でのロッククライミングは、今のところ大丈夫だろうと感じている。
他の国に比べるとそれほど深刻な状況ではないけど、チェコでの制限はけっこう厳しい。食料品店やガソリンスタンド以外のお店やサービスは全部休業している。ここ数週間、近所の散歩は合法だったけど、岩場でのクライミングはグレーゾーン。家にいる人もいれば、岩場でクライミングをしている人もいた。今は、少しずつ生活の制約が緩和され、ほとんどの人が岩場でのロッククライミングは、今のところ大丈夫だろうと感じている。
- コロナウイルスの騒動はあなたの生活にどんな影響がある? 日常生活に変化は?
自宅でのトレーニング環境に恵まれてるので、トレーニングに支障をきたすことはない。だから、トレーニングは通常通りに続けていて、1日最低 5時間はトレーニングをしている。それ以外では、パートナーのイヴァと一緒に家にいて、自由な時間が増えて、いつもよりも「雑用仕事」が少なくて済むのがいい感じ。
自宅でのトレーニング環境に恵まれてるので、トレーニングに支障をきたすことはない。だから、トレーニングは通常通りに続けていて、1日最低 5時間はトレーニングをしている。それ以外では、パートナーのイヴァと一緒に家にいて、自由な時間が増えて、いつもよりも「雑用仕事」が少なくて済むのがいい感じ。
- 一番足りないものは?
間違いなく岩場でのロッククライミング。すぐにでも岩場に行きたい。オリンピックが延期されたということは、オリンピック対策のインドアトレーニグをしなくていいので、実際問題、もう岩場に行ける。ただ、残念ながら、すぐにクライミングトリップに行くことはできなさそうなので、ほとんどが近所の岩場になると思う。幸いにもまだ近所の岩場でもプロジェクトの可能性がある。
間違いなく岩場でのロッククライミング。すぐにでも岩場に行きたい。オリンピックが延期されたということは、オリンピック対策のインドアトレーニグをしなくていいので、実際問題、もう岩場に行ける。ただ、残念ながら、すぐにクライミングトリップに行くことはできなさそうなので、ほとんどが近所の岩場になると思う。幸いにもまだ近所の岩場でもプロジェクトの可能性がある。
- 今回の騒動が、あなた自身や世界にとって何かプラスになることはある?
幸運にも健康で自宅で過ごせてる人たちにとっては、立ち止まって考える時間を与えてくれたと思う。クライミングの面では、クライミングのありがたみをより認識できるようになるかもしれない。
幸運にも健康で自宅で過ごせてる人たちにとっては、立ち止まって考える時間を与えてくれたと思う。クライミングの面では、クライミングのありがたみをより認識できるようになるかもしれない。
- Covid-19(新型コロナウイルス) とオリンピックが 2021年に延期されたことで、オリンピックの準備計画に変化はある?
これからの 16ヶ月間を、インドアとスピード競技のトレーニングだけに費やすつもりはない。効率よくトレーニングして、スピードクライミングを含む自分の弱点を鍛えつつ、岩場でも目標を設定したいと思っている。ここ数ヶ月の最高のニュースは、これを混ぜ合わせたトレーニング方法がわかったこと。最近はとてもモチベーションが上がっている。
これからの 16ヶ月間を、インドアとスピード競技のトレーニングだけに費やすつもりはない。効率よくトレーニングして、スピードクライミングを含む自分の弱点を鍛えつつ、岩場でも目標を設定したいと思っている。ここ数ヶ月の最高のニュースは、これを混ぜ合わせたトレーニング方法がわかったこと。最近はとてもモチベーションが上がっている。
- 家で缶詰になってるクライマーへのトレーニングのアドバイスは何かある?
トレーニングはしよう、ただオーバートレーニングには注意。毎日数時間のクライミングに慣れてる人にとって、毎日数時間、ハングボードでトレーニングするのは怪我の元。健康を維持し、適度な運動をして、ロックダウンが終わるのを待とう。
トレーニングはしよう、ただオーバートレーニングには注意。毎日数時間のクライミングに慣れてる人にとって、毎日数時間、ハングボードでトレーニングするのは怪我の元。健康を維持し、適度な運動をして、ロックダウンが終わるのを待とう。
- 今回の騒動が、短期的にも長期的にも、クライミングシーンをどのように変えていくと思う?
実際の影響を見るにはまだ早すぎると思う。世界中を飛び回ることなど、考慮しないといけない要素がたくさんある。移動が少なくて済み、環境にも良さそうな「ローカルな岩場」でのクライミングが増えるかもしれない。素晴らしいクライミングを楽しむために、地球の裏側まで行く必要はないのだろう。
実際の影響を見るにはまだ早すぎると思う。世界中を飛び回ることなど、考慮しないといけない要素がたくさんある。移動が少なくて済み、環境にも良さそうな「ローカルな岩場」でのクライミングが増えるかもしれない。素晴らしいクライミングを楽しむために、地球の裏側まで行く必要はないのだろう。