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アメリカのリア・パパジョン&ジョナサン・フルーリー ペア、エルキャプ・ノーズを全裸でワンデイアッセント

カテゴリー: フリー

Interview: The First Naked Ascent of El Capitan (Climbing Magazine)
El Capitan saw two firsts last week. On June 3, Alex Honnold made the historic first free solo of the monolithic wall via Freerider, climbing the route with nothing but the clothes on his back. On June 6, Leah Pappajohn and Jonathan Fleury traded out the clothes for a rope and completed the first naked ascent of El Cap via the Nose in a day. We spoke to Pappajohn about the ascent.
アメリカのリア・パパジョン(Leah Pappajohn) とジョナサン・フルーリー(Jonathan Fleury) のペアがヨセミテ・エルキャピタンのノーズ(31ピッチ / 5.8 C2) を、全裸で 1日で登りました。もちろん全裸でエルキャプを登ったのは世界初となりますが、クライミングシューズやヘルメット、ハーネスやプロテクション、ロープなとのクライミングギアは使用しています。
以下、女性のリア・パパジョンのインタビュー超意訳。
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- 全裸でエルキャプを登るというアイデアはどこから出てきたの?
全裸でエルキャプを登るという夢は、私にとっては明確なことだったけど、自分のクライミング能力から考えて、それが可能だと思えるまでには数年かかったわ。全裸で登るのは気持ちがいいの。何かパワーが貰える気がするし、あと面白い。

ヨセミテで私にあったパートナーを探している間に、ジョン(ジョナサン・フルーリー) が興味を持ってくれたんだけど、ジョンは 1日でノーズを登ったことがなかったの。だから、彼に、まずはノーズを 1日で登って、それからまた来て、と言ったの。多分彼はノーズを 1日で登ることが、望みの薄い現実だということに気がついて、興味がなくなると思っていた。ところが、驚いたことに、彼は全てをこなして、戻ってきた。正直、彼は私よりも自信を持っていた。だから、私はそれ以上のパートナー探しはできなかった。
- 他にもどこかで全裸で登ったことはある?
これまでに登ったことがあるほとんどの岩場で、全裸で登ったことがあるわ。最近の全裸クライミングは誕生日にカナダのスコーミッシュで登った Angel's Crest(13ピッチ / 5.10b) かな。これまでに全裸で登ったルートでは 2番目の長さ。
- これまでにエルキャプを服を着て登ったことはあるの? もしそうなら、全裸で登ったときとの違いは何?
これまでにエルキャプは 3本のラインから 7回登ってるわ。大きな違いは、ハンギングビレイの最中におしっこがしやすいことかな。これもまた、私達が早い時間で登れたことにつながってる。ライト&ファーストってこと。
- 誰かに見られることには対策をしたの?
うーん、正直それは無理。クライミングでは、全裸であることを忘れるくらいに、ずーっと見ている必要があるしね。でも、グレートルーフの最初のセクションでステミングをしているとき、ジョンはできるだけ私の大事なところを見ないでいてくれたみたい。全裸のビレイヤーには、そういった気配りも大事な仕事の一つ。
- 日焼けはした?
日焼けはそれほどひどくなかった。日焼け止めのチューブをハーネスにつけてたの。頂上に近づくにつれ、少しずつ日焼けしていることには気づいてた。でも、ちょうど私がリードの番だったので、手が滑ることを避けるために、日焼け止めは塗らなかったわ。
- 一番難しかった箇所はどこ?
一番難しかったことは、全裸で登るということをやり遂げることかな。服を着ないで 1本のロープで登り始めるということ。難しい点に関しては、誰もが全く違った考えを持ってると思う。擦り傷や寒さ、日焼けなど。私たちは、それらはそれほど悪いことだとは考えてなかったわ。全裸で登ることに関する情報がなく、確かなことはわからなかった。
- 全裸でビッグウォールを登ることで、何か予期していないことってあったの?
期待していなかったことといえば、私にとって最速のタイムで登れたことかな(12時間)。ジョンも同じ。私はもっとゆっくり、繊細に登ることになると思ってたけど、服は重しにしかならないということがわかったわ。
- ルート上では他のクライマーには会わなかったの? 彼らの反応は?
あの日、ノーズにはほとんど人はいなかった。シックルレッジ(4ピッチ目の終了点) で数人のナイスなクライマーを抜いたけど、彼らは私達が来ることを知ってたし、ペンシルバニアから来ていたティムとダスティンは本当にいい人だった。彼らは数日の登攀を終えるところだった。最終ピッチで彼らに追いつき、ダスティンに写真を撮ってとお願いしたら「オーケー。こっちも写真を撮りたいけど、気味悪がらないでね」と返事が来た。彼らのすぐ後ろについてトップアウトして、頂上の木の周りで焚き火をしながら、食料や水を分け合ったの。
- 全裸でビッグウォールを登ることで、パートナーのジョナサンには何か影響があった?
私の経験からすると、誰かとビックウォールを登るときは、いつでもパートナーとは深い絆になる。ジョンとの友情にとって、全裸という点はあんまり良くないかもしれない。だけど、もちろん彼を近くに感じているし、あんな素晴らしいパートナーになったことは、私にとって幸いだった。
- 何か他に伝えたい事はある?
エルキャプにはまだ可能性が残されているということは指摘しておきたいな。エルキャプを全裸でフリーソロしたクライマーはまだいないわ。全裸でゾディアックを登る機は熟しているし、全裸でラーキングフィアも難しくはないでしょ。全裸でサラテを登ったら、誰であれ尊敬するわ。エルキャプを全裸で登ることに関する情報は、今ならリアルな情報があるわ。その情報だと、衣類はあなたの登攀スピードを遅くするだけよ。

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